ハミングバードとは

 
ハミングバードとは

ユーザーの意図を正確に把握し、
ユーザーの求めている情報が、検索エンジンに表示され、
応えられるようにするために導入された
新しいグーグル検索エンジンのアルゴリズムのことです。

 
ハミングバードの導入の発表が9月27日にありました。

しかし、普通に役に立つコンテンツが充実したサイトやブログを運営されている方は、
あまり気付かなかったのではないかと思います。

ハミングバードの導入は、より一層ユーザーのニーズに応えられるようにするのが目的で、
検索エンジンがしっかりとユーザーが検索窓に入力した内容の意図を読み取ったうえで、
それに対する適切な答えを検索結果に表示できるように新しいアルゴリズムが開発されました。

よって、検索エンジンは、検索者と自然な会話をするような感覚にするために、
自然言語の処理能力が高められました。

 

しかし、これだけだとハミングバードが導入されて、
どのように従来と比べて、変わったのか分かりづらい部分はあると思いますので、
検索機能が向上した点をいくつか挙げていきます。

●答えが決まっていたり、誰でも分かるようなレベルの内容のものは、
検索エンジンが答えを教えてしまいます。

例えば、「日本の総理」と検索してみると、下のように「安倍晋三」と表示されます。

ただ、業界用語や見解が分かれるものについては、
グーグルが無理に答えは出さずにユーザーにとって有益なサイトを上位表示させると思われます。


 

●キーワードや単語が分からなくても知りたい情報を検索できるようになりました。

つまり、キーワードや単語が分からなくても、
ユーザーのニーズに合った検索結果が表示されるようになりました。

ハミングバードで、
キーワードや単語を入力しなくても、
検索エンジンは検索窓に入力した文字から言葉の意味を理解するようにして、
ユーザーにとって適切な答えを検索結果で返すことをできるようにしました。

例えば、「名古屋の電車」で検索すると、
下のように名古屋市内鉄道路線図が載っているサイトが1位表示されます。

仮に「路線」や「鉄道路線」といったキーワードが分からなくても、
名古屋の鉄道路線が載っているサイトが検索結果に表示してくれます。

もっとも、ハミングバードが稼働していても、
「名古屋の電車」というワードで検索結果1位表示させたいのであれば、
上の名古屋市内鉄道路線図が載っているサイトよりも
名古屋の鉄道や路線が分かりやすいページを作ればよいです。

ハミングバードでは、グーグルは特定の単語に拘ることなく、相対的に評価を行ない、
ユーザーにとって有益な情報が載っているものを
検索結果で上位表示させるようにしています。

 
●仮に単語を誤入力するなど、多少異なった表記で入力して検索しても、
正式名称を入力したときと同じ検索結果が表示されるようになりました。

⇒ 具体的な事例についてはこちらをご覧ください。

 

 

このように、検索窓に入力した内容・文脈からユーザーのニーズや意図を読み取り、
適切に検索結果に表示されるようになりました。

一方、従来のキーワード選定を行なって、作成したページにおいても、
ユーザーのニーズに合ったものなら上位表示させることができます。

PageRankやパンダアップデートペンギンアップデートといった
従来のアルゴリズムも組み込まれているため、
相対的には今までの評価方法も引き続き用いられています。

そして、ハミングバード導入後も、
従来のキーワードを用いた検索需要は減るわけではありません。

 

だからグーグルとしては、ハミングバードで検索結果の90%に影響を与えたとしているが、
サイトやブログ運営者側のアクセス数にはさほど影響を与えていません。

よって、グーグルの発表までハミングバードが導入されたことに気付かない人が多く、
あまりアクセスが減ったという声は聞かれませんでした。

サイトやブログ運営者側からの視点でみたハミングバードの位置付けは、
ペナルティを与えるものではなく、コンテンツの良いページにおいては、
キーワードを狙わなくても上位表示ができるプラスの効果が得られた
アルゴリズムの導入であったと言えます。

一方、ハミングバードによって、ダメージを受けたケースとして取り上げるなら、
SEO対策を悪用して、
無理心理に特定のキーワードを狙って、役に立ちそうな記事を作ってやったが、
実は役に立っていなかったサイトやブログは、
検索結果で上位表示させることができなくなったのではないでしょうか。

 

もしかしたら、細かい部分でのハミングバード対策は取れるものもあるかもしれないが、
基本的にはユーザーにとって有益なコンテンツを作っていく以外にはありません。

ただ、従来のキーワードを用いた検索需要は減るわけではありませんし、
またPageRankやパンダアップデートペンギンアップデートといった
従来のアルゴリズムも相対的には評価方法として生きています。

したがって、
従来のSEO対策はそのまま通用しますので、
今まで通りにSEO対策を行なっていただければと思います。

また、キーワードを入れることは、
SEO対策だけではなく、主語を明確化して読者様にとっては分かりやすくなりますので、
引き続き適切にキーワードを用いるようにしていただければと思います。

関連記事

コメントを残す

CAPTCHA


このページの先頭へ